病院の診断書にアポスティーユをもらうには
福岡である病院で看護師をしているTといいます。
今日は、質問があります。
患者さんが外国に治療のために、転院することになりました。
医療事務のスタッフの方が病院では、対応されていますが私も知識として持っておきたいので質問させて頂きます。
患者のご家族の話だと英文の診断書にアポスティーユをしたものの提出が求められているようです。
診断書に関しては、ドクターが英文の診断書を作成したようです。
アポスティーユの取得方法について教えてください。
ごきげんよう
10年以上行政書士をしている清水です。
Tさん、診断書にアポスティーユをもらう方法について解説します。
診断書についてまず下の表をご覧ください。
病院 | 公印確認 | アポスティーユ |
国公立○○病院、赤十字病院 | ○ | ○ |
独立行政法人国立病院機構○○病院 | ○ | ×(注1) |
国立大学法人○○大学附属病院など | ○ | ×(注1) |
私立大学法人○○大学附属病院、私立病院、医療法人△△病院など | ×(注1) | ×(注1) |
(注1)公印確認又はアポスティーユの対象とならないこれらの書類については、公証人役場で認証を受ける必要があります。
参照元:「証明できる書類」2023-04-03https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000549.html外務省(参照2023-09-18)より
Tさんのお勤めの病院が、国公立○○病院、赤十字病院であればそのまま外務省にアポスティーユを申請することになりますが、それ以外の病院であった場合以下の流れになります。
国公立○○病院、赤十字病院の場合
- 英文の診断書を作成してもらう
- アポスティーユの申請書を作成
- 外務省にアポスティーユ申請をする
国公立○○病院、赤十字病院以外の場合
- 英文の診断書を作成してもらう(英文でない場合は、今回の事例の場合翻訳が必要)
- 公証人役場で認証を受ける
- 宣言書を作成
- 公証人役場で認証
- 法務局で公証人押印証明を行う
- アポスティーユの申請書作成
- 外務省にアポスティーユ申請
※上記は、ワンストップサービスがない都道府県を前提としています。
「アポスティーユ申請書の書き方」については、別の記事がありますのでそちらをご参照ください。
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